自毛植毛とは?【完全解説】薄毛に悩んでいる方必見!他の治療法比較からクリニックを選ぶポイントまで
薄毛に悩んでいる方の中には、今までクリームや内薬などいろんな方法を試してみたけど、全部効果がなかったという方がおられるでしょう。そんな方におすすめしたいのが、自毛植毛です。 自毛植毛と言われても、「他の治療法と何が違うのか」「失敗はあるのか」など詳しくは分からないかもしれません。そこで今回は、自毛植毛のことをあまり詳しく知らないという方にも分かりやすく説明していきますね。
自毛植毛とは
自毛植毛というのは、自分自身の薄毛の影響が少ない部分の毛髪を、細胞ごと採取して薄毛が気になる部分に植え込むというものです。 多くの方が後頭部や側頭部は、薄毛の影響をうけていないので、その部分から毛髪を採取するようです。なぜこれらの部分が薄毛の影響を受けにくいかというと、薄毛を誘発するホルモンが少ないからです。 自毛植毛というと「グラフト」という言葉を聞くでしょう。グラフトとは移植する自分の毛含の単位のことです。自毛植毛は毛髪を1本ずつ植えていくのではなく、頭皮の毛含を採取してそれを植毛する部分に植えます。 毛髪を束にして植えていくので、1グラフトを移植すると2~3本移植することになります。
生えるまでの期間
自毛植毛の場合、植え込んだあと一定期間たつと、一時的に抜け落ちてしまいますが、その後また生えてきて定着するので、定着するのは、1年から1年半後の方が多いです。 少し遅く感じるかもしれませんが、人工植毛などと比べても生え揃えば、メンテナンス等は必要ないのでトータル的に考えるとお得だと言えるでしょう。
自毛植毛の種類
手順 | メリット | デメリット | |
ストリップ法 | 薄毛に影響されていない部分を縦1cm横20~30cm、深さ3~4cm切り取り、気になる部分に植え込む方法です。 | 薄毛の影響をウケていない毛髪を一度に大量に採取して植え込むことが可能なので、一度に多くの植毛が可能です。 | メスを使用するので、多少の傷みがあります。また、傷跡が目立つので短髪にはできません。 |
FUE法 | 穴あけパンチのようなもので、薄毛に影響されていない部分を切り取り、気になる部分に植毛する方法です。 | 切り取る部分が少ないため、傷跡が目立ちにくい。 | 一度に一部分しか切り取れないため、費用が高くつく。 |
ARTAS植毛 | 植毛ロボットで素早く毛髪の密度を計算し、採取場所が目立たないようにします。 | 肉眼では見えない毛根の角度を計算できるので、毛根を切断してしまうことがありません。 | あらかじめ決めておいた範囲内でしか採取がきかないので、人間と違い融通がきかないと言えます。 |
自毛植毛は失敗することはあるの?
自毛植毛をしたいとなった時に、気になるのは失敗することはあるのかという点ですよね。そこで、まずは何をもって失敗と言うのかまとめてみました。 つっぱるような感覚が残ってしまう 不自然な仕上がりで自毛と植毛の違いがわかりやすい 毛根が定着しない 傷跡が残る つっぱるような感覚は術後しばらくは続くようです。しかし、あまりにも長く続くようならクリニックに連絡したほうが良いかもしれません。 自然な仕上がりになることが自毛植毛のメリットなので、不自然な仕上がりになるのはごく稀な失敗例です。 また、たまにですが、移植した毛根が10%しか定着しない方がいるようです。さらに、ケロイド体質の方は傷跡が残りやすいそうなので注意が必要です。 自毛植毛を経験した方の話を聞いてみると、「自毛の生着率や医者の腕を事前にチェックしとけばよかった」という声が多かったので、技術力のあるクリニック選びをすれば問題なさそうです。
自毛植毛と他の治療との比較
今の時代は自毛植毛の他にも沢山の治療法がありますよね。他の治療はどのような特徴があるのでしょうか?自毛植毛と他の治療法は、何が違うのでしょうか?比較してみましょう。
手順 | メリット | デメリット | |
HARG療法 | 毛髪を再生させる最先端の技術です。 成長因子やビタミン、アミノ酸などの栄養素を頭皮に注射する方法です。 | 毛根が生きている方には、効果が抜群で、毛髪の成長を促します。 | 針を頭皮にさすので、化膿しやすい体質の方は向いていないかもしれません。 効果を実感するまで早くて3ヶ月かかります。 |
ミノキシジル | 発毛治療薬です。血管を広げて血流が良くなることで、毛根に栄養を与えるものです。 | 月に1万円程度で治療ができるので、薄毛治療の中では、リーズナブルと言えます。 | もともとは血管を広げる薬なので、人によってめまいや動機、血圧が下がるなどの副作用があるようです。 |
育毛剤 | 抜け毛を抑制するものと発毛を促進するものがあります。 自分の薄毛の原因や体質に合った育毛剤を使います。 | クリニックに通わず、自分だけで気軽に育毛することができます。 月1万以下で行えるのも良い点です。 | 効果を実感するまでに早くても2~3ヶ月かかるので、遅いと感じる方が多いかもしれません。 |
育毛メソセラピー | 頭皮に直接発毛の薬と成長因子を注射するものです。 最初に新陳代謝を高め、薬剤が染み込みやすくしたあと、電子パルスを使って、浸透させます。 | 静電気のピリピリくらいしかないので、痛みが弱と言えます。ですので、化膿しにくいというメリットがあります。 | 1回にかかる費用はHARG療法より少ないです。 しかし、HARG療法よりも時間がかかるので、最終的には費用が高くつく可能性があります。 |
人工毛植毛 | 人工毛植毛とは、ポリエステルやナイロンなど合成繊維で作られた人工毛を植え込む治療です。 | 1回の植毛でできる量が制限されていないので、1度の手術で、自分の理想の髪型にすることができます。 | 人工毛は伸びないので、自毛が伸びると違和感がでてきます。 また、人工なので異物と認識されてしまい、皮膚が荒れてしまうこともあります。 |
それぞれの療法の特徴をまとめてみました。では、それらの療法と自毛植毛は何が違うのでしょうか? 自毛植毛とHARG療法は違う点が3つあります。
- 自毛植毛と違い、HARG療法は毛根が生きている人しか効果がない
- 自毛植毛と違いHARG療法は化膿しやすい
- 自毛植毛は効果が出るまで1年~1年半かかるのに対して、HARG療法は早い人で3ヶ月で効果がでる
自毛植毛とミノキシジルは違う点が2つあります。
自毛植毛と育毛剤は違う点が2つあります。
自毛植毛と育毛メソセラピーは違う点が2つあります。
自毛植毛と人工毛植毛は違う点が2つあります。
- 自毛植毛と違い人工毛植毛は人工なので、頭皮が異物と認識し荒れてしまう可能性があります。
- 自毛植毛と違い人工毛植毛は定期的にメンテナンスが必要です。
自毛植毛のメリット・デメリット
他の治療法が分かったところで、自毛植毛に戻りましょう。自毛植毛にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
メリット1:自毛を植毛するから安全
自毛植毛のメリットの一つに自毛を植毛するから安全という点があります。ではなぜ、安全といえるでしょうか?まずは、自毛と人工毛の違いから見てみましょう。 それぞれの療法の特徴をまとめてみました。では、それらの療法と自毛植毛は何が違うのでしょうか?
自毛 | もともと自分の体にあったものなので、拒絶反応もなく、定着すれば自然な仕上がりになる。 |
人工毛 | 人工だから体の免疫機能が異物と認識して、体外に押し出そうとする。 |
人工毛の場合、付け根部分から切れて頭皮の中に人工毛の根元部分が残ってしまうと、その部分から細菌が入り込んで化膿やただれなど、ひどい炎症が起こる可能性があります。その点、自毛ならひどい炎症が起こることも少ないので人工もうと比べても安全だと言えます。 さらに、自毛植毛だと頭皮に薬剤を染み込ませる必要がないので、副作用の心配もありません。もともと自分の体にあったものを、場所を変えて植え込むので拒絶反応が起こることも少ないです。 人工毛と比べた場合、人工毛植毛だと定期的にメンテナンスをする必要がありますが、自毛植毛はもともと頭皮に生えていたものなので、定着したら他の髪と一緒に伸びていくため、メンテナンスが不要だと言えます。 これらの点を考えると自毛植毛は比較的安全は治療だと言えるでしょう。
メリット2:自然に生えてくるから目立たない
自毛植毛のメリットの一つとして、自然に生えてくるから目立たないという点があります。 自分の毛髪から採取したものなので、定着すればもとから生えていたように自然に見えるので、恥ずかしい思いをすることはないでしょう。ですので、周囲にばれたくないという方におすすめです。
メリット3:生え続けるから1回すればOKな手軽さ
自毛植毛のメリットの一つとして、1回すれば生え続けるという点があります。なぜ生え続けるのでしょうか?その理由は3つあります。 自分の毛から採取したものだから 毛根ごと移植し、定着するから 男性ホルモンの影響を受けない部分を採取しているから 人工毛の場合、毛が切れたら切れっぱなし、抜けたら抜けっぱなしです。しかし、自毛植毛の場合、「自分の毛髪」それも「薄毛(男性ホルモン)の影響をうけていない部分の毛根」から採取しているので、一度定着すると生え続けると言えます。 さらに、他の植毛との植毛後の手間やメンテナンス代を比較してみましょう。ここでは、人工毛植毛を例にあげてみました。
手間・メンテナンス | |
自毛植毛後 | 特にありません。 |
人工毛植毛後 | 半年後に再手術が必要です。 |
メリット4:コスパが良い
自毛植毛のメリットの一つとして、コスパが良いという点があります。自毛植毛といえば、高いと思われる方が多いかもしれません。 しかし、術後に自分の毛が生えてきて、メンテナンスなどの、術後の費用がかからないことを考えると、トータルで費用対効果が良いと言えます。
デメリット1:痛みや腫れ
自毛植毛のデメリットの一つとして、痛みや腫れがあるという点があります。自毛植毛をする際には、ほとんどの場合局所麻酔をします。 局所麻酔なので、術中に意識がある人もいます。術中は、意識はあったとしても痛みはないようです。しかし、術後は麻酔が切れて、採取した施術部と移植した部分に痛みが残ります。これらの痛みは、どれくらい残るのでしょうか? 採取した部分:手術当日や術後3日前後 移植した部分:1~2週間前後 施術した部分に痛みが残るのは問題があるのでしょうか? 自毛植毛の場合、傷口の大きさが広ければ広いほど痛みが激しくなるようです。痛みがなかなか引かないと感じた場合は、同じ施術を受けた方の口コミを見たり、担当医に相談するのが1番でしょう。
デメリット2:技術力の高いクリニックを選ぶのが難しい
自毛植毛のデメリットの一つとして、技術力の高いクリニックを選ぶのが難しいという点があります。自毛植毛をする際は、技術力が高く選ぶポイントを満たしたクリニックを見極める必要があります。ではなぜ、技術力が高くないといけないのでしょうか? 理由は2つあります。
- 頭皮や頭髪の状態は人それぞれだから、幅広い知識と経験が必要
- ただ移植するだけでなく、自然なヘアラインにするのは難しい
このように、自毛植毛には高い技術力が求められることが分かります。ですので、実際にクリニックが行った施術のBefore afterをしっかり見たり、カウンセリング時に担当医としっかり会話をすることが大切です。
自毛植毛は確かな技術力とケアをしてくれるクリニック選びが必要
自毛植毛に必要なのは、確かな技術力とクリニック選びが必要だと分かりました。では、成功に必要な要素は何でしょうか?それは、クリニックを選ぶポイントとも言えます。
- 長年の実績経験がある
- 親身で適切なカウンセリング
- カウンセリングから手術まで医師が担当
- 治療後すぐに効果を実感
では、これらの要素を満たしたクリニックはどこがいいのでしょうか?それは自毛植毛専門・ヨコ美クリニック です。 ヨコ美クリニックは、「植毛を受けた方満足度NO1」でありながら、「1963年開設」という長い歴史と経験をもつクリニックです。また、近代的植毛の分野で日本一の症例を有しています。 こちらのヨコ美クリニックは、どこよりも自然なヘアラインと手術中の無痛と安全を追求しています。また、リーズナブルな値段という点でも、評価が高いようです。 院長も植毛経験者なので、今悩んでいることや、日頃のヘアケアなどの相談にも親身になってくれそうです。 さらに、ヨコ美クリニックはカウンセリングが無料で、医師が担当します。電話やメールでの相談も可能なので、忙しくてクリニックに行く時間がない方にもピッタリです。
自毛植毛であなたの人生は変わる
薄毛に悩んでいる方の中には、「ありのままでいい」と言われたことがある方もおられるでしょう。そんなの、綺麗事だと思いませんか?今の時代、自分を変えたいと思えば変えられるんです。 あなたの人生はあなただけのものです。たった一度の人生、楽しんだ者勝ちです。では具体的に自毛植毛をすることで、あなたのどう変わるのでしょうか?
- 今よりもっと自分に自信を持つことができる
- 今よりヘアスタイルにバリエーションができる
- 今より若く見える
- 今より周囲からの印象が良くなる
今より良くなることばかりです。実際に自毛植毛を受けた方は、自信がつき表情や言動も明るくなり、今よりも人間関係が良くなった方が多いようです。 一度の決心で、仕事やプライベートを充実させることができるかもしれないと考えると、少し勇気がでてきませんか?
まとめ
これまでで、自毛植毛とはなにか、他の治療法と比べてどのような特徴やメリット・デメリットがあるのか、クリニック選びのポイントについてまとめてきました。いかがでしたか? 自毛植毛は高く感じる方が多いかもしれませんが、トータル的にみると、副作用や拒絶反応がなく、メンテナンスも必要ないので、とても良い治療だということをお伝えできました。 「たかが髪の毛」ですが「されど髪の毛」です。今まで、悩んできた方が、少しでも解決策を見つけてくださると嬉しいです。